PS4/PS5でBluetoothイヤホン使いたい！どうする？

ゲームをより深く楽しむための重要な要素の一つが音。しかし、PS4やPS5は、Bluetoothオーディオとの直接的な互換性がありません。

この記事では、Bluetoothイヤホンを快適に利用する方法を詳しく解説。また、必須アイテムであるBluetoothトランスミッターの選び方やおすすめ10選も紹介します。ゲーム体験をより良くするための情報を、ぜひ最後までご覧ください。

また、下記はPS4用イヤホンマイクにフォーカスした記事です。詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

PS4/PS5はBluetoothオーディオには対応してない

PS4やPS5は、多くのユーザーが利用する人気のゲーム機ですが、Bluetoothによるオーディオ接続には対応していません。

その主な理由としては、Bluetooth接続の微細な遅延がゲームプレイに影響を及ぼす可能性があること、そして家庭の電子機器との電波干渉が考えられます。これにより、プレイヤーのゲーム体験にマイナスの影響が出る可能性があり、Sonyはこの機能を制限しています。

しかし、Bluetoothオーディオを利用したいユーザーのための代替手段も存在しますので、完全に諦める必要はありません。

PS4/PS5がBluetooth対応だけどオーディオが非対応な理由

PS4やPS5はBluetooth技術自体に対応しているにも関わらず、なぜオーディオ接続に対応していないのでしょうか。ここではその２つの主要な理由について詳しく説明します。

遅延

Bluetooth接続は通常、有線接続と比べて微細な遅延を持っています。この遅延は一般的には数ミリ秒程度とされ、音楽再生などでの使用ではほとんど気にならないレベルです。しかし、ゲームの世界ではこのわずかな遅延が重大な問題を引き起こすことがあります。

例えば、アクションゲームでは敵の動きや効果音をリアルタイムでキャッチすることが求められます。もしBluetooth接続の遅延が発生すると、ゲームプレイにおいて致命的な結果を招く可能性があります。

電波干渉

Bluetooth技術は2.4GHz帯の電波を使用します。これは、Wi-Fiや多くの家庭の電子機器と同じ周波数帯を使用するため、電波干渉のリスクが高まります。

特に都市部やマンションなど、多くの電波が飛び交う環境では、Bluetoothの接続が不安定になることが考えられます。

具体的には、音が途切れたり、音質が劣化するなどの問題が生じる可能性があります。これは、ゲームプレイの中での没入感を損なう要因となります。

ゲーミングヘッドセットはBluetooth接続ではないから使える

出典:Amazon.com
ゲーム体験における音のリアルタイム性は不可欠。しかし、Bluetoothを介した接続には「遅延」が生じやすく、一瞬の遅れが致命的な結果を招くことがあるため、多くのゲーミングヘッドセットはBluetoothを採用していません。

さらに、「電波干渉」の問題も。他の電子機器との干渉により、音が途切れるリスクがあります。このため、ゲーマー向けのヘッドセットは独自のワイヤレス技術や有線接続を主流としています。

これにより、遅延や干渉を最小限に抑え、没入感のあるゲームプレイを実現しています。

PS4/PS5でBluetoothイヤホンを使う方法

PS4やPS5は高品質なゲーム体験を提供する一方、Bluetoothオーディオへの対応が不十分です。しかし、Bluetoothイヤホンを利用したい時、解決策がBluetoothトランスミッター（送信機）です。

1. トランスミッターの接続トランスミッターの接続端子に合わせて、PS4/PS5のオーディオジャックやUSBポートに接続します。
2. トランスミッターの電源ONトランスミッターの電源をオンにし、ペアリングモードに設定します。
3. Bluetoothイヤホンのペアリングモードに設定あなたのBluetoothイヤホンをペアリングモードに設定します。
4. トランスミッターとイヤホンのペアリングトランスミッターがBluetoothイヤホンを検出し、自動的にペアリングします。
5. オーディオ設定の調整PS4/PS5の「設定」メニューから「オーディオデバイス」を選択し、音声出力先としてBluetoothトランスミッターを選びます。
6. 音声の確認ゲームやメディアを再生し、Bluetoothイヤホンから音声が正常に出力されるか確認します。
7. ゲームを楽しむ接続が正常に完了したら、ワイヤレスでのゲーム音声を楽しみます。

注意: トランスミッターやBluetoothイヤホンのモデルによっては、具体的な操作方法が異なる場合がありますので、製品のマニュアルを必ず確認してください。

Bluetoothトランスミッター（送信機）って何？

Bluetoothトランスミッターは、非BluetoothデバイスのオーディオをBluetoothで送信できるように変換する小型の機器です。主な使用例としては、テレビやゲーム機、PCなどのオーディオをBluetoothヘッドフォンやスピーカーにワイヤレスで送信するために使用されます。

具体的には、トランスミッターをゲーム機のオーディオ出力端子に接続し、その後トランスミッターをBluetoothモードで起動します。

イヤホンやヘッドフォンをペアリングモードにし、トランスミッターと接続することでゲーム音やチャットの音声をワイヤレスで楽しむことができます。

トランスミッターの価格は品質や機能によって異なりますが、一般的には3,000円から10,000円の範囲で取り扱われています。選ぶ際には、対応するBluetoothのバージョンやコーデック、送信距離などのスペックを確認することが重要です。

Bluetoothトランスミッター（送信機）の人気おすすめ10選

REIYIN WT-HD06 Bluetooth 5.0トランスミッター

最新のBluetooth 5.0技術を採用したREIYIN WT-HD06は、安定した接続と高音質な音声伝送を実現します。従来のBluetoothデバイスに比べて接続範囲が広く、遅延が少ないため、ゲームプレイ中でもリアルタイムでのオーディオ体験が可能です。

Creative BT-W3X aptX HD 最大24bit/48kHz

音質にこだわるゲーマーのために開発されたCreative BT-W3Xは、aptX HD技術をサポートし、最大24bit/48kHzの高解像度オーディオを楽しむことができます。細部までクリアに聞こえる高音質なサウンドは、ゲームの臨場感をさらに高めます。

1Mii Bluetooth アダプタ 5.3 usbアダプタ aptx adaptive

1MiiのBluetoothアダプタは、最新のaptX adaptive技術を採用しており、動的にオーディオの遅延を調整することができます。これにより、音楽鑑賞からゲームプレイまで、さまざまなシーンで最適なサウンド体験を提供します。

Creative BT-W2 PS4対応 Bluetooth トランスミッター

PS4ユーザー専用に設計されたCreative BT-W2は、ゲーム機との完璧な互換性を持ちます。手間なくセットアップが可能で、最適化されたオーディオ設定でゲームのサウンドを楽しむことができます。PS4ユーザーにとってはマストハブアイテムとなっています。

Creative BT-W3 低遅延 aptX LL aptX HD対応

Creative BT-W3は、低遅延技術aptX LLと高音質コーデックaptX HDの両方をサポートしており、ゲームや動画鑑賞時に遅延や音質の低下を感じることなく、快適なオーディオ体験を提供します。

REIYIN WT-04 低遅延 Bluetooth 5.0 トランスミッター

最新技術のBluetooth 5.0を搭載したREIYIN WT-04は、安心の低遅延技術で臨場感あるゲームや動画体験を約束します。ユーザーからの評価も高く、安定した接続性能が特に評価されています。

XROUND Bluetooth 5.0 トランスミッター XRD-XT-01

高音質と安定性が魅力のXROUNDのXRD-XT-01は、Bluetooth 5.0を採用しており、多くのデバイスとの互換性も確保しています。持ち運びに便利なサイズ感も魅力。XROUNDの技術力を凝縮したこのトランスミッターは、音楽愛好者からの支持も厚い一品です。

radius RK-BT100A Bluetoothトランスミッター

radiusのRK-BT100Aは、シンプルなデザインながら、高い性能を秘めています。初めてのBluetoothトランスミッターとしてもおすすめ。radiusの実績ある技術で、音切れや遅延の少ない音声伝送を実現しています。

GuliKit Bluetoothアダプタートランスミッター aptX遅延なし

GuliKitのBluetoothトランスミッターは、aptX技術を活用して遅延をほぼゼロに抑えています。これにより、ゲームや動画をより快適に楽しむことができます。持ち運びも便利なサイズ感が魅力。高性能でありながら、手軽に楽しめるのが特徴です。

eppfun USB-C Bluetooth 5.2 aptX-Adaptiveトランスミッター

最新のBluetooth 5.2を採用し、USB-C接続に対応したeppfunのトランスミッターは、次世代のオーディオ体験を提供します。aptX-Adaptive技術により、音声の遅延や途切れを感じることなく、クリアなサウンドを楽しめます。

Bluetoothトランスミッター（送信機）の選び方

PS4やPS5でBluetoothイヤホンを楽しむためには、最適なBluetoothトランスミッターの選定が必要です。では、どうやって最適なものを選ぶのでしょうか。そのためのポイントを紹介します。

スペックを確認しよう

トランスミッター選びの最初のステップとして、デバイスのスペックを確認することが重要です。特に以下の点をチェックしましょう。

レシーバーのバージョンを確認する

Bluetoothのバージョンは通信の品質や範囲に影響を与えます。それぞれのバージョンには特徴があり、選ぶ際の考慮ポイントとなります。

ポイント：
PS4やPS5との接続を考える際、Bluetooth 4.0以上を選択することが推奨されます。しかし、最新の5.0バージョンが必ずしも最適とは限りません。使用するイヤホンやヘッドセットの対応バージョンと合わせて選ぶことが重要です。

例えば、トランスミッターが5.0対応でも、接続するイヤホンが4.2の場合、4.2の仕様に合わせて動作します。逆に、トランスミッターが4.0でイヤホンが5.0の場合も、4.0の仕様に合わせて動作することを理解しましょう。

クラシックとLEの違いを知る

Bluetooth技術は、デバイス間の無線通信を実現するためのスタンダードです。その中で、「クラシック」と「LE」は、異なる用途と特性を持つ2つの主要なモードとして知られています。

クラス|Bluetoothが送信可能な通信距離の規格

Bluetooth通信の範囲は「クラス」により分類されます。Class 1は最大100メートルの距離をカバーし、工業用途や大規模なビジネスアプリケーションに適しています。

一方、Class 2は最大10メートルの距離で、日常的なデバイス如くスマートフォンやヘッドセットに広く採用されています。

最後に、Class 3は最大1メートルの通信範囲を持ち、特定の狭い用途に適しているものの、一般的な製品での採用は少ないです。Bluetoothデバイス選びでは、これらのクラスと通信範囲を考慮し、使用目的に合わせた選択が必要です。

プロファイルを知る

Bluetoothのプロファイルは、デバイス間の通信の「役割」や「規格」を定義します。例として、音楽のストリーミングにはA2DP (Advanced Audio Distribution Profile) が、ヘッドセットの通話にはHSP (Headset Profile) が使用されます。

Bluetoothトランスミッターを選ぶ際には、接続するデバイスとの互換性を確認するために、サポートするプロファイルをチェックすることが重要です。

以上のポイントを意識し、自身の使用目的やデバイスの仕様に合わせたBluetoothトランスミッターを選びましょう。適切な選択をすることで、快適なPS4/PS5のゲーム体験が実現します。

高音質を希望するならコーデックaptX

コーデックは、データ（この場合は音声）の圧縮や伝送を効率的に行うための技術やアルゴリズムのことを指します。Bluetoothオーディオで使われるコーデックによって、伝送される音声の品質が大きく変わることがあります。

コーデックaptXは、Bluetoothを使用したオーディオ伝送の際に高音質を実現する技術です。通常のBluetoothオーディオと比較して、aptXはCD並みの音質を提供し、音楽のディテールを損なわずに伝達します。

最大のメリットはその高音質。ただし、この高音質を体験するためには、使用する送信機と受信機の両方がaptXに対応している必要があります。

対応OSを確認する

オペレーティングシステム（OS）は、コンピューターやゲーム機の基本的な操作や制御を行うためのソフトウェアです。デバイス間の連携や通信を行うためには、OSが適切に互いを認識し、適切な方法で通信することが必要です。この時、互換性が必要となります。

Bluetoothトランスミッターは多くのデバイスと接続して音声を伝送するためのツールであり、その動作は接続するデバイスのOSに大きく依存します。

例として、PS4やPS5のようなゲーム機は独自のOSを持っており、そのOSがトランスミッターと互換性を持つかどうかは非常に重要です。

特に、Bluetoothトランスミッターの製品説明や仕様書に「PS4対応」や「PS5対応」と明記されていない場合、予めメーカーや販売店に確認することが推奨されます。このようにして、購入前に対応OSを確認することで、後々の接続トラブルや機能制限を避けることができます。

接続端子を確認する

Bluetoothトランスミッターを利用する際、デバイスとの物理的な接続は非常に重要です。この接続は専用の「接続端子」を通じて行われ、これが製品ごとに異なることがあります。

現代のエレクトロニクス製品にはさまざまな接続端子が存在します。その中でも、Bluetoothトランスミッターで一般的に見られる端子としては、USB、3.5mmオーディオジャック、RCAが挙げられます。

特に、PS4やPS5のようなゲーム機を使用する場合、どのような端子が備わっているのか、そしてその端子が選ぶトランスミッターと互換性があるのかを前もって確認しておくことが重要です。

これにより、後からアダプターや変換ケーブルを別途購入する必要がなくなり、無駄な出費や手間を省くことができます。

まとめ

PS4やPS5のBluetoothオーディオ非対応の背景や理由を知ることで、適切な対応策を取ることができます。

ゲーミングヘッドセットの利点、Bluetoothトランスミッターの必要性とその選び方、さらには市場での人気商品を紹介しました。この情報を基に、最適な音響環境を構築して、ゲームを最高の状態で楽しんでください。