ノートPCでのゲームプレイの際、高画質でのプレイを求めるユーザーが増えています。
この記事では、外付けGPUボックスを活用してノートPCのグラフィック性能を最大限に引き出す方法を解説します。そもそも外付けGPUボックスとは何か、そのメリットやデメリット、そして2023年おすすめの5つの商品を詳細に紹介します。
高性能なゲームをノートPCで快適に楽しむためのガイドとして、ぜひ本記事をご参考にしてください。
また、下記はノートpc用外付けグラボにフォーカスした記事です。詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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ノートPCでゲームを快適に楽しむならグラボは必要!
ノートパソコンでのゲームプレイは、手軽さや移動しながらの使用が魅力的です。しかし、多くのノートPCは省スペース設計や消費電力の観点から、フルサイズのデスクトップPCに比べてグラフィック性能が劣る場合があります。
そのため、ハイエンドなゲームを高品質で楽しみたい場合、追加のグラフィックボード(グラボ)が不可欠となります。
ゲームの進化とともにグラフィック処理能力も増してきており、2022年時点でAAAタイトルの推奨スペックは中~高レベルのグラボを要求します。このような背景から、ノートPCを主力としているユーザーでもゲームを十分に楽しみたいという方々の間で、外付けGPUボックスが注目されています。
そもそも外付けGPUボックスとは?
出典:Amazon.com
外付けGPUボックスは、グラフィックカードをノートPCや小型のデスクトップPCに追加接続するための装置です。多くのモデルは、Thunderbolt3経由でPCと接続されることが一般的です。
このような装置を使用することで、ノートPCでも高性能なグラフィックカードを利用し、ゲームやグラフィック作業を快適に行うことが可能となります。
ただし、注意点として、外付けGPUボックスにはGPU本体は付属していないことが多いです。購入時には、互換性を確認した上で、別途グラフィックカードを購入する必要があります。
外付けGPUボックスはどんな人におすすめなのか
外付けGPUボックスは、以下のような方に特におすすめです。
グラフィックや映像編集作業をする方:3Dモデリングや動画編集など、高いグラフィック性能が求められる作業を快適に行いたい方にもぴったりです。
デスクトップPCのような場所を取る設備を置けない方:限られたスペース内で、高性能なグラフィックを求める方に適しています。
外付けGPUボックスを利用することでフレキシブルにハードウェアをアップグレードできるので、性能追求型のユーザーには特に魅力的なオプションと言えます。
外付けグラボボックスおすすめ5選
Razer Core X Chroma 外付けGPU(eGPU)BOX ThunderBolt 3 700W
Razerからリリースされている「Core X Chroma」は、ゲーマーやクリエイターから高い評価を受けています。ThunderBolt 3対応で、700Wという大容量の電源を持ち、多様なグラフィックカードに対応することができます。LEDライティングも特徴で、カスタマイズが可能です。
ASUS 外付けGPU ROG XG Mobile GC33Y RTX 4090 Laptop GPU
ASUSの「ROG XG Mobile GC33Y」は、RTX 4090 Laptop GPUを搭載しており、非常に高いグラフィック性能を持っています。ノートPCとの連携を強化する独自の技術が搭載されており、快適なゲームプレイやグラフィック作業を実現します。
SPARKLE TBX-240FU Thunderbolt 3対応
SPARKLEの「TBX-240FU」は、シンプルで堅牢なデザインとThunderbolt 3の高速接続を誇ります。コンパクトながらも高い性能を持ち合わせ、移動中のユーザーにもピッタリです。2022年時点での相場は約4万円〜6万円となっており、手頃な価格で高性能なeGPUボックスを求める方には最適です。
OWC Mercury Elite Pro デュアル USB-C 0TB
OWCの「Mercury Elite Pro」は、デュアルUSB-C接続を特徴とし、多様なデバイスとの互換性を持ちます。0TBという容量は、自分の好みのGPUを選べるというメリットがあります。相場は約3万円〜5万円で、自分好みにカスタマイズしたい方におすすめのモデルです。
StarTech.com Thunderbolt 3接続PCIe外付けケース
StarTech.comのこのケースは、PCIeカードを外部接続することができる汎用性の高いボックスです。Thunderbolt 3対応で高速データ転送が可能。DIY好きの方や特定の用途に合わせてカスタマイズしたい方に向いています。相場は約6万円〜8万円となっています。
外付けグラボのメリット
ゲームや動画編集、3Dモデリングなどの高性能なグラフィックが求められるタスクをこなす場合、外付けグラボの利用が考えられます。そこで、外付けグラボのメリットを詳しくご紹介いたします。
PCのグラフィック性能を上げられる
多くのノートパソコンは、軽量化やコンパクト設計を追求しているため、内蔵されているグラフィックカードは省エネ・低性能なものが多いです。
しかし、外付けグラボを使用することで、デスクトップPC並みの高性能なグラフィックスをノートPCで享受できるようになります。例えば、2022年時点で人気の高いAAAゲームをフルHD解像度で60fps以上で楽しむことが可能となります。
必要な時のみ接続できる
外付けグラボの大きな特徴は、必要なときだけ簡単に接続・切断ができる点です。
業務や学習中は外付けグラボを切断し、省電力モードで使用、ゲームやグラフィック作業をする際だけ接続するという使い方も可能です。これにより、省電力と高性能を柔軟に切り替えることができます。
排熱の心配がない
ノートパソコンの内部はコンパクトに設計されているため、高性能な作業を長時間続けるとオーバーヒートのリスクが高まることがあります。
外付けグラボは独立した筐体になっているため専用の冷却機能を持つものが多く、長時間の高負荷作業でも安定した性能を維持できます。特に、外付けグラボボックスの中には、複数のファンや液冷式の冷却システムを採用している高性能なモデルも存在します。
外付けグラボのデメリット
「ノート パソコン グラフィック 強化」を追求するならば、外付けGPUボックスは絶大なメリットを持っていますが、完全に欠点がないわけではありません。正確に選択と利用を行うために、以下のデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
別途お金がかかる
外付けGPUボックス自体の価格は、数万円から十数万円の範囲で変動します。さらにGPUボックスには多くの場合、グラフィックカード(GPU)本体が付属していないため、それも別途購入する必要があります。
グラフィックカードの相場は、2022年時点で中級モデルで3万円から8万円、高級モデルでは10万円以上となることも。この投資を考慮した上で、本当に外付けGPUが必要かどうかを判断しましょう。
設置スペースが必要
外付けGPUボックスは、それなりの大きさと重さがあります。デスク上のスペースを取るだけでなく、適切な通気性を確保するためのスペースも考慮する必要があります。
特に狭い部屋や、デスクスペースが限られている場合は、設置場所をしっかりと計画する必要があります。
Thunderbolt3対応が必須
多くの外付けGPUボックスは、Thunderbolt3接続を前提としています。これにより、高速なデータ転送が可能となり、PCとの連携をスムーズに行えます。
しかし、すべてのノートパソコンがThunderbolt3に対応しているわけではないため、互換性を事前に確認することが不可欠です。特に、古いモデルやエントリーモデルのノートPCは、この規格に非対応のことが多いので要注意です。
外付けグラボボックスの選び方
ノートパソコンのグラフィック性能を強化するための外付けGPUボックス。多くのモデルが市場に出ている中、どの製品を選ぶべきか悩んでしまいますよね。ここでは、外付けGPUボックスの選び方を具体的に解説します。
対応OSを確認
外付けGPUボックスは、特定のOSにのみ対応している場合があります。例えば、あるモデルはWindows 10のみ、別のモデルはmacOSとWindows両方に対応している、といった具体的な情報がメーカーサイトや商品の仕様書に記載されています。
自分の使用しているOSが確実に対応している製品を選択することで、予期せぬトラブルを避けることができます。
対応しているグラボを確認
外付けGPUボックスには、対応するグラフィックカードの種類やサイズに制限があることが多いです。例として、NVIDIAのRTX 3070やAMDのRX 6700 XTなど、2022年時点での主要なモデルの相場は5万円から10万円程度。
しかし、すべてのGPUボックスがこれらのカードをサポートしているわけではありません。
サイズの制限だけでなく、電力供給の面でも互換性が問題となることがあります。GPUボックスが供給できる電力と、グラフィックカードが必要とする電力を比較して、余裕を持った製品を選ぶことが重要です。
接続端子をチェック
出典:Amazon.com
ノートパソコンのグラフィック 強化を目指す際、外付けGPUボックスの選択で非常に重要なのが、接続端子の種類です。ノートPCとの接続性を確保するためには、両者の端子が一致していることが必須です。
現代の外付けGPUボックスの主流となっているのは、Thunderbolt 3接続です。この端子を利用することで、高速なデータ転送が可能となり、ゲームやグラフィック作業においても滞りなく動作します。
しかし、すべてのノートPCがThunderbolt 3をサポートしているわけではありません。購入前に、ノートPCの端子とGPUボックスの接続仕様をしっかりと確認しましょう。
コスパを確認しよう
外付けGPUボックスは、価格帯が幅広いのが特徴です。2022年時点でのエントリーモデルは2万円台から、ハイエンドモデルでは10万円以上というものも見受けられます。しかし、高いからといって必ずしも性能が良いわけではありません。
ここで大切なのがコスパ、つまりコストパフォーマンスの確認です。自分の予算内で最も性能の良い製品を選びたいところですが、性能だけでなく、耐久性や拡張性、付属するソフトウェアの質なども考慮する必要があります。
具体的な製品レビューやユーザーのフィードバックを参考に、長く使い続けられる製品を選ぶようにしましょう。
まとめ
ノートPCでのグラフィック性能を向上させるには、外付けGPUボックスが強力な味方となります。本記事で紹介した「外付けGPUボックスおすすめ5選」を参考に、自分のニーズや予算に合ったものを選びましょう。
外付けGPUボックスを導入することで、ノートPCでも高品質なゲームやグラフィック作業が可能となります。但し、購入前には対応OSやグラボの確認、接続端子のチェックなど、細かいポイントを確認することが大切です。ノートPCのグラフィックを強化し、より快適なデジタルライフを手に入れましょう。