PS4に使えるCPUグリスのおすすめ10選！メリットについても紹介！

PS4の性能を最大限に引き出すためには、適切なCPUグリスの選択が不可欠です。この記事ではPS4に使えるおすすめのグリス10選をご紹介。最適なCPUグリスを選ぶためのガイドとして、各種グリスの特性、選択のポイント、グリスの種類などを詳しく解説します。

下記はPS4/PS4 Pro用SSDにフォーカスした記事です。詳しく解説しているので、もし気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

そもそもCPUグリスとは？

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CPUグリスは、コンピューターの心臓部であるCPU（中央処理装置）の温度を管理するために使われる特別な材料です。CPUがゲームやアプリケーションを動かす際に発生する熱を、冷却装置（ヒートシンク）へ効率よく伝える役割を担っています。このグリスは空気よりも熱をよく伝えるため、CPUと冷却装置の間の小さな隙間を埋め、熱が逃げることなく冷却装置へ伝わります。

様々なタイプのCPUグリスがあり、成分によって熱を伝える力（熱伝導率）や長持ちする度合い（耐久性）が異なります。主な成分としては、シリコン、シルバー、金属酸化物、炭素粒子、ダイヤモンド粉末などがあり、それぞれに熱伝導率や耐久性に違いがあります。熱伝導率が高いグリスほど、より速く多くの熱を冷却装置へ伝えることができ、CPUの温度を効果的に下げます。

PS4は高い処理能力によって内部の温度が上昇しやすいです。そのため、適切なCPUグリスを使用することが重要です。CPUグリスを使うことで、PS4は過熱せずにスムーズに動作し、ゲームのパフォーマンスが向上します。また、過熱による機器の故障リスクも低減します。

PS4にCPUグリスを利用するメリット

ここではPS4にCPUグリスを利用する4つのメリットについてご紹介します。

温度管理の改善

PS4などの高性能ゲームコンソールは、高度なグラフィックスと計算処理により大量の熱を発生させます。この熱は性能低下の主な原因となり得ます。

CPUグリスの主な機能は、CPUの熱を効率的にヒートシンクへと伝導することです。グリスの使用により、CPUの熱が均等に分散され冷却性能が向上します。

安定した温度で動作することで性能が最適化され、ハードウェアの長寿命化にも寄与します。

過熱防止

PS4で長時間のプレイや重い処理を行う際、CPUの過熱は大きな問題となります。

熱伝導率が高いグリスは、CPUの発熱を迅速に分散させるため、長時間のプレイや高負荷作業中の過熱を防止します。

CPUグリスは、熱によるシステムのクラッシュや損傷のリスクを大幅に減少します。適切なグリスの使用は、特に高負荷時のPS4のパフォーマンス維持に不可欠です。

静音性の向上

高品質のCPUグリスは、CPUの熱を効果的にヒートシンクに伝達し、発生する熱を効率良く分散させます。CPUの温度が適切に管理されると、冷却ファンが高速で回る必要性が減少し、ファンの回転速度が低下します。よって、PS4の動作音が低減しゲームに集中できます。

長期的なパフォーマンスの維持

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CPUグリスは、PS4の長期的な性能維持に不可欠な役割を果たします。CPUの過熱は電子部品の劣化を早め、性能低下を引き起こす主要な原因の一つです。

CPUグリスを使用することで、過熱によるリスクを最小限に抑えることができます。グリスの使用と定期的なメンテナンスは故障のリスクを低減し、PS4の寿命を延ばすのに役立ちます。

PS4に使用できるCPUグリスの種類

ここではPS4に使用できるCPUグリスの種類について紹介します。
この記事では

の3つについてご紹介します。

シリコン

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シリコンベースのCPUグリスは、一般的に最も手頃な価格です。

シリコングリスは熱伝導率が比較的低めですが、PS4のような標準的な使用環境には十分です。これは、熱発散が過度に高くない状況に適しています。

シリコングリスは、PS4ユーザーが日常的に遭遇する一般的な熱負荷に対応するためのコスト効率の良い選択肢です。

シルバー

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シルバーグリスは、熱伝導率がシリコンベースのグリスよりも高く、高負荷の状況での使用に適しています。

その高い熱伝導性能により、PS4のCPU温度を効果的に低下させます。長時間のプレイや高度なグラフィック処理が必要な場合にも、効果的にCPUの過熱を防ぎ、性能維持に貢献します。

ダイヤモンド

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ダイヤモンドグリスは、最高レベルの熱伝導率を持つグリスであり、最も要求の厳しい冷却ニーズに対応します。PS4をオーバークロックするなど、極端に高い熱負荷がかかる状況での使用に最適です。

価格が高いですが、その卓越した熱伝導性能により、高度なカスタムPCビルドや競技用ゲーム機の環境での使用に適しています。ダイヤモンドグリスは、ゲーム機の冷却性能を大幅に強化します。

PS4用CPUグリスの選び方

ここではPS4用CPUグリスの選び方について解説します。ここでは

の4つについて解説します。

熱伝導率を確認しよう

熱伝導率はCPUグリスを選ぶ際の最も重要な要素です。

PS4のような高性能ゲーム機には、高い熱伝導率のグリスが適しています。特に長時間のプレイや高負荷のアプリケーションでの過熱を防ぐのに効果的です。市場には様々な熱伝導率の製品があるため、プレイスタイルやPS4の使用環境に合わせて、最適なグリスを選択することが望ましいです。

電気を伝導しない非伝導性のグリスを選ぶことが重要

非伝導性グリスは、電気的短絡のリスクを軽減します。

グリスが万が一CPUや他の電子部品に漏れても、非伝導性であれば電気が通らず、ショートサーキットのリスクを最小限に抑えます。PS4のようなデリケートな電子機器に使用する際は、特に考慮する必要があります。

適切な粘度のグリスを選ぼう

グリスの粘度は、塗布しやすさと性能維持に影響を与えます。

高粘度のグリスは長持ちしますが、均一に塗るのが困難な場合があります。一方で、低粘度のグリスは塗布が容易で、薄く均一な層を作るのに適していますが、頻繁な再塗布が必要になることがあります。

使用環境やメンテナンスの頻度を考慮して、最適な粘度のグリスを選択しましょう。

耐久性についても注目

耐久性はグリスの交換頻度に影響します。

長期間安定した性能を維持できるグリスは、頻繁なメンテナンスの手間を省くことができます。PS4のように長時間使用する機器では、耐久性の高いグリスが特に望ましいです。

定期的なメンテナンスの負担を軽減し、長期間にわたる安定した冷却性能を保ちます。

PS4用CPUグリスの人気おすすめ10選

ARCTIC MX-4（スパチュラ付き 4グラム)

ARCTIC MX-4は、優れた熱伝導性を持つカーボンベースのサーマルコンパウンドペーストです。4グラムの容量で、簡単な塗布のためのスパチュラが付属しています。このグリスは非導電性であり、CPUやGPUの熱伝導効率を向上させることができます。長期間にわたる安定した冷却性能を提供するため、PS4ユーザーにとって理想的な選択です。

ARCTIC MX-4 (4 g) Edition 2019

2019年版ARCTIC MX-4は、高性能サーマルコンパウンドで、特にPS4のような高性能ゲーム機に適しています。4グラムの容量で、高い熱伝導率を持つため、PS4のCPU温度を効果的に下げることが可能です。耐久性も高く、再塗布の必要が少ないため、手間をかけずに長期的な冷却効果を享受できます。

アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1

アイネックスのナノダイヤモンドグリス JP-DX1は、極めて高い熱伝導率を誇るプレミアムグレードのグリスです。ナノダイヤモンド粒子を配合しており、PS4の高熱発生部分に最適です。このグリスは、長時間のプレイ中でも安定した冷却性能を維持するために設計されています。

アイネックス シルバーグリス [AS-05]

アイネックスのシルバーグリス AS-05は、銀を含む高性能グリスです。優れた熱伝導性により、PS4のCPUの熱を効率的に分散し、冷却効果を高めます。このグリスは耐久性も高く、一度の塗布で長期間にわたって優れた冷却効果を提供します。

ドイツ Thermal Grizzly オーバークロック

ドイツThermal Grizzly社製のオーバークロックグリスは、最高レベルの冷却性能を求めるユーザー向けです。このグリスは特にオーバークロックされたPS4や高負荷時の使用に最適で、優れた熱伝導率によりCPUの温度を効率的に下げます。信頼性の高い性能で、長時間のゲーミングセッションにおいてもPS4を安定稼働させることが可能です。

Noctua NT-H2 3.5g サーマルグリス

Noctua NT-H2は、プレミアムクラスのサーマルグリスです。3.5グラム容量で、非導電性の安全な成分を使用し、PS4のCPUに最適な冷却を提供します。特に、長期間の安定した使用に適しており、同梱されたNA-CW1クリーニングワイプで古いグリスを簡単に除去できます。これにより、PS4のパフォーマンスを向上させることが可能です。

HY-883-2g 熱伝導グリス:> 6.5W / mk cpu グリス

HY-883は、高い熱伝導率6.5W/mKを持つ効率的なCPUグリスです。2グラムの容量で、PS4のような高性能デバイスの温度管理に最適です。このグリスは、特に長時間のプレイ中に発生する熱を効果的に処理し、冷却性能を最大化します。

シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプ

シリコングリスは、絶縁タイプの熱伝導グリースで、PS4ユーザーにとって安全かつ効果的なオプションです。このグリスは、CPUの熱を効率的にヒートシンクへ伝え、PS4の過熱を防ぎます。特に初心者におすすめで、簡単に塗布できる点が魅力です。

シミオシ OC Master SMZ-01R (13.2W/m・K)

シミオシ OC Master SMZ-01Rは、極めて高い熱伝導率を持つプロフェッショナル向けのグリスです。13.2W/mKの高い熱伝導率で、PS4の高負荷時でも優れた冷却性能を発揮します。このグリスは、PS4をオーバークロックするような高度なユーザーに最適です。

ZALMAN ZM-STC8 熱伝導グリス

ZALMAN ZM-STC8は、使いやすさに配慮した設計の熱伝導グリスです。容量と使用量を管理しやすい目盛り付きのチューブで、初心者でも簡単に適切な量を塗布できます。このグリスは、PS4の熱管理を改善し、長時間の安定したプレイをサポートします。

まとめ

PS4に適したCPUグリスを選ぶことは、温度管理、静音性の向上、長期的なパフォーマンスの維持に大きく貢献します。本記事では、シリコン、シルバー、ダイヤモンドといった異なるグリスの種類やそれぞれのメリット、選択時のポイントを解説しました。PS4の使用状況やニーズに合わせて最適なグリスを選び、PS4の性能を最大限に活用しましょう。

下記はPS4の冷却装置にフォーカスした記事です。詳しく解説しているので、もし気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。